1995-01-01から1年間の記事一覧

二月

阪神大地震で避難場所にくらしておられる罹災者の方々に、心からその辛労のほどをお察し、お見舞い申し上げるや切なるものがある。神戸のふあうすと川柳社、時の川柳社の安否を気遣っているが、一日も早く復刊を祈るばかり。 たまたま東灘区に移住しておられ…

二月

辛酸をなめ炊き出しに応える眸物心の輪の瑞々し陽は昇る挫けざる猛きが叫ぶアプローチ商魂の一徹瓦礫よりの声寒にめげず再起の途のいざやいざゆくりなく骨は昔を喋りげに問わず語り妙にうす髭器量めき核心に及び難きを愚直たり正念場及んでは今日を滴らす老…

六二三号(平成七年2月号)

題字 斎藤昌三 表紙絵・カット 丸山太郎 信濃の狂歌(一一二)【六、更科・埴科地方(18)】 浅岡修一 誹風柳樽拾壱編略註(十八) 【民俗雑記】正月の田植祭 胡桃沢友男 川柳評明和八年万句合輪講(四十六) 迷つた道 植田とみ子 雑詠 「大空」 石曽根民郎…

一月

昨年七月から九月に亘って、朝日新聞日曜版の「あいさつ抄」の挿絵として蔵書票を採り上げたのは佐藤米次郎で、青森市在住の版画家。 蔵書票は本の表紙裏に貼って所有者を示す小紙片で、専ら版画が多いが、ほかにエッチング、孔版などがある。 因みに紹介さ…

一月

あとやさきさても拒まぬ身づくろい折れ曲がる道に念じてことなきや窓越しの風景ゆくりなくも未熟生きて生きて古式の芸にめぐり合い姉の喪と竹馬の友の喪も抱いて天変のむごき思いの日が暮れる望みなきにしもあらでひと眠り水も欲し火も欲しかかる闇に問う夜…

六二二号(平成七年1月号)

題字 斎藤昌三 表紙絵・カット 丸山太郎 【(角書きで)ちと痴(おこ、のルビ)がましき名称ながら】隅の隠居のひとり言 室山三柳 川柳評明和八年万句合輪講(四十五) シルクロード「厠所」いろいろ 小岩井節子 【民俗雑話】道祖神の火事見舞 胡桃沢友男 誹…