1990-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

▼欲のない人に限ってくじが当たるといって、連れて行った子供が福引交換所で立ち会うことがあって、それが運よく一等になったりして、一層子供が重宝がられ、大売り出しには兎角引っ張り回された思い出を持つ。 ▼射幸心をそそるいまの宝くじには、滅多に子供…

平成二年一月

健やかな意志を引き寄せ明ける春尿近い真夜享けとめて素直なる世が世ならとも知り分けて杖の先性懲りもなくとじぶたをいじり出す榾とろり民俗たちの出遅れず短い言葉うたがする鞭鳴らしあやしげにときとところがわざをする回れ右してまた風の理不尽な政争の…

五六二号(平成二年1月号)

題字 斎藤昌三 表紙 姿 石曽根隆実 カット 丸山 太郎 川上三太郎さん講話 石川一郎 柳多留二十九篇輪講(三十四) 信濃の狂歌(六十五)【三、上田・小県地方の狂歌 チ、上田地方(2)】 浅岡 修一 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 句評 おわりに 丸…