1989-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

▼つい億劫になったりして、このところさっぱり旅はしていない。旅中吟などという気の利いた収穫は縁がうすく、あまり自慢にもならず、ひとりすましをしている始末である。 ▼寸暇を埋めるべく、すすんで旧跡を訪ねた旅便りいただくことが割合多く、ふと羨んだ…

平成元年7月

人の振り見てから怯るややしばし足萎えのことわりさすが蔵めおく若き喪がつらくて骨のぽくり鳴るまだ稼ぎ助くおのれが可愛いかするすると挑む奈落の谺して低落へ手を貸すドンか砂時計もたもたとじりじりとさて絵にならずたかくくるいよいよ喜劇への繋ぎ攻防…

五五六号(平成元年7月号)

題字 斎藤昌三 表紙 明るく 石曽根隆実 停年以後(一) 節秀夫 柳多留二十九篇輪講(二十八)信濃の狂歌(五十九) 三、上田・小県地方の狂歌(21) 浅岡修一 合同句会【川柳しなの、川柳まつもと、川柳山ぐに 合同句会 六月十一日 松本市中央公民館 宿題「…