1982-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

▽朝起きたとき、どうもご機嫌がわるく、むずがってばかりいたのだが、医者に診て貰ったら阿多福風とわかり、幼稚園を休むことにした。聞きわけがよかったり、わるかったりで、始めのうちは水枕で冷やし、冷やすのがいやになると、ころがしてみたりして四、五…

三月

入歯はずすその底にある夜を持つ 真直ぐに落ちてく闇のぬくもり 満ちて砕けることわりの安けさよ 物の怪のにくくもしるき鬨の声 談合と馴れ合いの字がお辞儀する こと金に及んでからむ身の証し 表には出ぬやりくりのたかが知れ 申告期トントン拍子相手待ち …

四六八号(昭和五十七年3月号)

題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎麦作で払いな、候 江端良三 (1) わがうちなる故郷 松林尚志 (6) ―石曽根民郎著「住めばわが町・まつもと歳時記」に寄せて 川柳越後志(三十七) 西原亮 (9) 四、下越篇【西蒲原郡弥彦村矢作】 玄…