1974-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

△久し振りで中学校時代の同級会をやろうじゃないあないかという話があちこちから舞い込んで来た。私が印刷を経営しているので、その通知には都合がいいということやすぐいい返事をしてしまうから、ついいつの間にかこうしたときには宛名を書く役目が当然のよ…

九月

老いの夢をたぐり始めてやや疲れ 善き計らいの落着は地べたなり 裁判を憎むうしろに気がついて 読みの浅さをたしかめていた蒲団 大人の智恵が出てしまいあじけなや ぽっかり浮ぶ雲誰か見ている 老いの果てを憎しともせずさからわず 求め合いながら静かな齢に…

三七八号(昭和四十九年9月号)

題字・斎藤昌三 え・いしぞねなおえハイジャックとマスコミ 岩本具里院 【―何故犯人に「たち」というのか―】 雑詠 大空 石曾根民郎選 柳多留二篇輪講(三九)