1965-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

▽ふたつ犬を貰つて父の家に自動車で運び、二三日ほど置いて、一匹だけ連れて来た。それからまもなく或る日、その犬が突然いなくなつた。ぬすまれたものとあきらめていたら父の家から持つて来てくれた。「朝起きたらうちにいたよ」というのである。子犬がどう…

七月

七月七日、麻生路郎師逝く 独身の句妻の句孫の句見そなわせ 叱られに来た大阪の日もむなし 大阪の師東京の友われここに 仕事第一そして句に胸像おちつく 師の訃きびしく七月の空冷えるなり 大阪のひとり喪いしずまりゆく いたずらな月日とはせじ詠わんか い…

二六九号(昭和四十年7月号)

題字・斎藤昌三 表紙・丸山太郎 日本短詩を志向して 福島春汀 【再び現代川柳と俳句の交点に触れる】 課題「野原」 豊島好英選 西島○丸川柳年表(一)奥津啓一朗 天皇、皇后両陛下に お供して八幡大池へ 横内斎 課題「路」 山岸きよし選 「眼鏡」 竹内伊佐緒…