1965-07-01 七月 月々の句 七月七日、麻生路郎師逝く 独身の句妻の句孫の句見そなわせ 叱られに来た大阪の日もむなし 大阪の師東京の友われここに 仕事第一そして句に胸像おちつく 師の訃きびしく七月の空冷えるなり 大阪のひとり喪いしずまりゆく いたずらな月日とはせじ詠わんか いのちある句を胸ぞここに始まり 生涯に川柳の壁どんと来い 川柳の名のたしかさをしかと守る