2000-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

無論、私は画も字も下手で中学校のとき、作品に画いて提出することと指示があった。誰に画いて貰おうかと思案していたら、俺が代理で引き受けたと良い友が見つかり、早速画用紙を持って行き、麗々しく間に合わせていただいた。 下手だなんて陰口を言いながら…

三月

ばらばらの道に別れのひとつあるどこにでもある話してまるくなり老人の思い出ながら瑞々し根っからの頑固ひとつを持ちながら誰のためとてもないうつけもの一生の衒い静かな街を得て気位の高さそこでは黙ってる月の掌が静かにのびる軽はずみしんみりと残り少…

六八四号(平成十二年3月号)

題字 斎藤昌三 カット 丸山太郎 表紙 神国愚童随筆 豆本 吉野秀政遺稿 昭和四十年刊 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 【おとしぶみ】 室山源三郎 川柳評明和八年万句合輪講(百七) 誹風柳多留十四篇略解(二) 課題「宛る」 浅…