1980-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

△朝起きて、さてきまった体操もなく、殊更伸びもせず、蒲団を仕舞いこんでから、のこのこ階段を下る。牛乳ビンが六本、それを戸口に置いてから朝掃除が始まる。 △バカ早い時間ではないが、ひとそれぞれの暮らしがあると見え、風呂敷やバッグを小脇に抱え、つ…

八月

無にそそぐ水音はあり身を置いて あらわれるだけさわやかな気を持たせ 色は濃くならず身の上きずかせる そのひとになりきる一徹さが湧かず 長らえてひとつの仕事ふた仕事 身に覚えなけれど相手あることで 気遣ってくれる一本句を添えて 拭き終らないこのから…

四四九号(昭和五十五年8月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎上高地今昔 横内斎 川柳越後志(十八) 西原亮 二、上越篇 天下の大関九紋竜清吉 【上越市上曽根】 川魚料理 丸山太郎【画も】 狂歌探訪余話(二) 浅岡修一 別所の真顔碑を訪ねて 初代収月覚書(二…