1980-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

△懇親会を中座して日本教育会館を出た道すがら、児玉はるさんが自宅に帰る途中だからといって、飯田橋まで送って下さった。私より四つ年上だけれど、駅の階段は手摺を頼りにせず、スイスイと足が運ぶ、お丈夫である。別れる時さすが汗ばんだ額に感謝した。 △…

七月

濡れたおしぼり一本のおしゃべり 時折の弱気が愛嬌を添える 西瓜真っ二つ年寄りも仲間に入れる つつましや思い残しの塵を拭く 一日一善ゆきずりの目をしかと受け 小競り合い置きかえる座がまだのこり 笑わせて明るく先を読んでおく はしなくも見過ぎた夢かと…

四四八号(昭和五十五年7月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎信濃雑俳書解題 矢羽勝幸 (十七)俳諧真寸見の花(二) 梅採り 池田次郎 甘過ぎた鰻のせいろむし 丸山太郎(画も) 川柳越後志(十七) 西原亮 二、上越篇 豪遊大名と榊原高尾【上越市高田】 雑詠 …