1980-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月

△毎日というほど川柳雑誌が送られて来る。ページ数の豊富なのや句会報のような薄いのもある。それぞれ特徴を持っている。句だけで実作本位のもの、中間読み物が顔をのぞかせるもの、利いた評論で光るもの、古句研究の輪講で江戸風俗を伝えてくれるもの、ほん…

十月

年ゆえの机辺の塵を拭き残し 居ずまいを正しながらのわが負い目 分別のかくも幼き顔返す さだめとはうすよごれして暮れかかり ただならぬ出会いいじらし目を向けて 人の世話こまめに道が出来てゆく そう言われぐるり取り巻く山の顔 町づくり手作り雨はふと止…

四五一号(昭和五十五年10月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎収月評万句合を求めて 大野温于 (1) 二代ニ徳亭収月評三十一枚綴について 川柳越後志(二十) 西原亮 (10) 二、上越篇 弁慶の産水 うまかっただんご 丸山太郎 (14) 雑詠 大空 石曽根民郎…