1962-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

▽九月十五日、予定よりも少し遅れて午後一時近く岡山駅に着いた。国鉄バスで倉敷へ向う。知つている筈なところの案内に、案外自信なさそうなバスガールをあきらめて兎に角倉敷駅で降りた。 ▽高校生が駅通りを清掃している最中だつた。学生に聞くのが一番安心…

九月

むらさきのいろを匂わす記憶は垂れ 階段がいくつも記憶をからかつている やりきれぬ記憶波は白く碎けて 善き記憶のかずを読みおぼろげな凱歌 泳ぎつかれた記憶もたげては見た夢 記憶がすべつてゆくわらべうただけ残し 一本の綱がだらり記憶をだまそうとする …

二三七号

題字・斎藤昌三 表紙・武井清志 信州雑俳史のための覚書 宮田正信 辞世句碑と辞世歌碑 本山桂川 【―探碑余談―】 川柳「関所のばば」 花咲一男 続・医者と川柳 鈴木重雅 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 合評「道」 雅登・汗青・正光 句会報