1989-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

▼散歩しているとき、心安く声をかけられたのはいいが、何処の誰だか、すぐ思い出せないで、つい愛想笑いにまぎらせてしまう。先方では知った人だから親しげに対応するわけだが、こちらだけ反応が出来ず、その間のわるさがいらだたしい。 ▼エスカレーターです…

(平成元年2月)

雁首を揃えていつそ御し難く遁辞すら見る見る水が増えて来た薬袋の折り目きちんと陽のこぼれみな行方持てり馴れ馴れしい風か小見出しで往生際をまたずらし釈明の不透明度を漕ぎあぐみこだわらぬ顔して実は狂い出しなだめやるドラマこちらもそうだった旅は濃…

 五五一号(平成元年2月号)

題字 斎藤昌三 表紙 つぶらな目 石曽根隆実 和算の話 赤羽千鶴 柳多留二十九篇輪講(二十三) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 句評 はじめに 丸山山彦 課題「重い」 石田一郎選 「計画」 北原美津子選 信濃の狂歌(五十回【五十四】) 三、上田・小県…