1969-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九、十月

▽いくつかの川柳雑誌が発行されて、みんな熱心な意気込みであることが頼もしい。句会報にとどまっているのもあり、それがそれで同志の結びつけに役立つとすれば満足なのだろう。小人数であるだけにそうした傾向は否みきれないのである。 ▽いつも企画を忘れず…

九、十月

陥穽の淵に爪立つ見せてやる 権力の昼寝ぐずついた天気だ ひたす波ありそのこころわかりながら はしたなき行為のうえの齢を見られ 事あれかしと待つ顔に目をつむる わびしくも言葉選ばせ並ぶなり いたらざる悔いいそいそと消えたがり 人容るる目のまえに道つ…

三一八号(昭和四十四年9・10月号)

題字・斎藤昌三 やぐらの上の柳俳接点談義 東野大八 川柳評萬句合ところ〲【安永八年三月十五日開】 鈴木重雅 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 柳多留初篇輪講(七七) 句会報