1996-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

やっと頭痛がよくなってゆく気持ちではあるが、全快とはならないでいる。頭がどうも重くて仕方がない。 服薬はきちんと守って容態を説明するたびに、自分でいい加減に治らないものかなと溜息をつく。俳人の鳥羽とほるさんが雑誌を届けられ、そのとき頭痛の話…

七月

気弱さの頭脳を洗う世に習い警める言葉拾って一夜ふた夜老い同志小さきは旅いま掴み行き違い交わるまでの時を持し越えるみち痩せの気負いの見るまでに志半ばか深き渕とせん人間の声卓見に結ばせよいぎたなく二重奏してはばからず枯れてゆく具わればみじめさ…

六四〇号(平成八年7月号)

題字 斎藤昌三 表紙 蔵書票・カット 丸山太郎 飯島花月翁と漢文笑話 武藤禎男 信濃の狂歌(一一九)【六、更級・埴科地方(二五)】 浅岡修一 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 川柳評明和八年万句合輪講(六十三) 十二篇はいふうやなぎ【き】たる…