1976-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

△還暦になったものたちで、いい記念だから自分で費用を負担し、同好者に集まって貰い、川柳大会を開いたらという話があった。それまでは還暦に近い人が一しょに合同して開いたのだったが、それ以後はきっちり還暦のものだけやって見たらというのだった。 △率…

九月 

たかが孫の絵に支えられ倚らしめる すがるものあるかたかだかと秋が来た 論評とのへだたりにいて爪立たせ 鳥音に目を覚まそうとする小さな安堵 はじらいのかなしくも身をかばってた 首筋のこのいじらしく振り向かれ 足音もひそか寝にゆくここの果て 昔よみが…

四〇二号(昭和五十一年9月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 民郎さんのうしろつき 松林尚志 【―『道草』を読んで―】 川柳句集「道草」を読んで 小川敬士 雑詠 大空 石曽根民郎選 初茸 丸山太郎【カットも】 道祖神(三)【信濃雑記】 胡桃沢友男 柳多留三篇輪…