1991-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月

いつもきらきら光っている暮らしからでなく、せかせかしていると言った方が正直そうだ。自分をいつわれないで、機転の回し様も下手、何やら億劫がってるみたい、それも誤魔化しにも見える。 だが逃げ出しはしない。未練がましく、過ぎ去った日が妙に思い出さ…

五月

狛犬と会う朝だったわが挿話深爪の遠いあの日が薄くなる低唱のかく虐げてゆく雌伏愚の道がほしくていつも独り言蛇小へびぐんぐん伸びたがってるぞまたごろり億をいたぶるよごれた手災害の遥かその名と結び合う志半ばをねらう目白押し若き徒の焼身国を灼くが…

五七八号(平成三年5月号)

題字 斎藤昌三 表紙 会う 石曽根隆実 蔵 多田光 柳多留二十九篇輪講(四十九) 川柳評明和八年万句合輪講(一) 本誌主要記事摘録(十七) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 句評 街角の句 丸山山彦 課題「速い」 土田貞夫選 「追想」 丸山山彦選 四月…