1975-12-01から1ヶ月間の記事一覧

十二月

△気に入らないと、寝そべって、あたりかまわず書きなぐっている。初めの頃はきまった大きさの、それも色上質の紙でないと、なかなか応じなかったが、いまは広告の紙以外はどんなに小さくとも、大きくとも書く。 △小さいのは小さいなりに、人物も小じんまりし…

十二月

身勝手に田舎そのまま求められ のがれ来て過疎をば許し戻りゆく 一日滞在食べて眺めて賞めて去り ふるさとの旧さを強いるほどの智恵 暮らしまで触れてこすって夙と帰り もてなしの田舎料理で稼ぐ身の 自然とふれ合い暮らし底にしずみ さして身飾るでもなくふ…

三九三号(昭和五十年12月号)

題字・斎藤昌三 え・いしぞねまさかつ 諤庵柳話(二十七) 田畑伯史 雑詠 大空 石曽根民郎選 柳多留二篇輪講(五十四) 【句会報】