1986-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

▼活字を一本一本拾って、並べるという仕事は、私のところで名刺印刷くらいになってしまった。組み置きの結婚披露状や葬儀通知状なんかも、活字を差し換えする段階ものだが、時期的のこともあって、毎日というわけにはいかないから、活字を死蔵しているみたい…

八月

大臣生まる松本らしさ彩らせ 月収二百そのなかに入り診て貰う ぶつぶつと津々浦々の納め癖 逮捕十年超ゆるときめし時の流れ 家居職場なお長く曳きずる西陽 てんとむしブリキ玩具を恋うに似て 水すまし小技弁えつつ追われ 小石ゆりおこす沢蟹のはじらい ふん…

五二一号(昭和六十一年8月号)

題字 斎藤昌三 表紙 「国宝」 石曽根隆実 カット 丸山太郎随想四題 多田光 (1) 信濃の狂歌(二十七) 浅岡修一 (7) (シ)式部地区 【102〜106 矢竹伏躬、卯花垣千雄、他】 柳多留廿七篇【輪講】(五十八) (11) スランプ・句作 池田正受郎 …