1982-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月

▽今でもそうだが、小学校で新学期を迎えて間もなく、身体検査が一斉に行われるたびに、いやだなと思った。男女の区分けなく一緒だからという記憶はない。恐らくあの頃も別々だったろう。 ▽裸になって恥ずかしい、そんな殊勝な気持ちを通り越して、自分の身体…

五月

酔いのうたた寝宥されし足の裏 かばう瞳と合う気を叱りもとのまま 落ち椿何やら老いにからまって 枯れすすきやがて落ち着くものならば どんな言葉を拾い出す老眼鏡 紛争へ近所の隠居説を為す 垂れ幕のシーン自存を盾とする 行革の思案にあまる向こう側 友の…

四七〇号(昭和五十七年5月号)

題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎川柳よもやま帖 東野大八 (1) 旅に出るこころ 美濃部貞 (4) 川柳越後志(三十九) 西原亮 (5) 【四】下越篇【西蒲原郡巻町角田】 題目の不思議 日蓮上人 狂歌探訪余話(四) 浅岡修一 (9) 望月…