1996-12-01から1ヶ月間の記事一覧

十二月

同姓同名という人はあるもので電話帳や名簿などに見つける。親戚同士でままあるようだ。他意はなく偶然同じ場合、それほど気にしたりせぬ。 呼ぶとき南何某、北何某と俗称めかして、親しみを覚えさせたりする。 太郎、次郎のように生まれ順序を示すことが多…

十二月

申しおくれ立つほどもなく闇が近づく枯れた河やがて自分にこだわってそれとなくいたわりならばかく孵る身だしなみ装う季を覚えさせ老いは祿新調句帳延ばさんや心得しエスプリ鈍く老い得たり省察と緩急からめ老い糾す簡略の奈辺が掴め老いたるぞ流通の渦ただ…

六四五号(平成八年12月号)

題字 斎藤昌三 表紙 蔵書票・カット 丸山太郎 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 暗がりの牛(二) 美濃部貞 十二篇はいふうやなぎ【き】たる略註(十七) 川柳評明和八年万句合輪講(六十七)【六十八】 【民俗雑記】塩市から飴市…