1961-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

▽いまの川柳を作句するようになつた動機が、古川柳を研究してこれを現代川柳に意味づけたい考えで入門するというのは稀れなのかも知れない。友人にすゝめられたり、うたが好きなのでというありふれたきつかけが多い。新聞や雑誌に掲載されている川柳欄に投句…

一月

倍増論いびつな夢をかきくどく ダミ声の政治見事なふところ手 革新保守ひとりの道を突き放し 言いのがれ来て両翼のいびき伝わる ひれ伏すとき組織の底鳴りを聞くか 小商人の労働に喰らいつく凱歌 小羊よたかぶれる泥靴を見送り 背景のものの怪にふれしめる会…

二一九号

題字・斎藤昌三 表紙・武井清志 口絵・武藤完一 狂句の名の宿命(一) 石曽根民郎 最近思うこと 荻原鹿声 「ふあうすと」の新風を探る 石原青龍刀 【−附− 「連作」と「群作」の問題】 課題「たゝく」 丸山山彦選 雑詠 大空 石曽根民郎選 課題「オートバイ」 …