1963-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

▽「柳多留初篇輪講」が本誌に発表されるに及んで、反響が大きいことを知つた。学問の対象としても、また読みに堪え得る力を持つた古川柳という古典が広く重じられ、これに愛着を感じている人たちの多いことがじかにわかつた。 ▽それだけに現代川柳の評価の高…

一月

川柳家救いのなかで言いつのり とまどいの向うで枯野ひきしまる もののかずにならで美しや過ぎゆく日 子の齢のあきらかにわれに映りくる 悔いの底の眠りに就くまた寝覚め欲し いそいそと相手の夢もめくつてやる 見付けた言葉に縋つて雲の流れや 男のさがにし…

二四〇号

題字・斎藤昌三 表紙・丸山太郎 柳誌月評 橘祐 【全国柳誌一覧(五)ノ一 柳多留初篇輪講(三) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 古川柳信濃めぐり(一) 石曽根民郎 【二月の巻 一日一話風に 】 合評「道」 実茶・典夫・水鏡・貞夫 信濃者物語 所典夫…