1978-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

△ことしは思いのほかに劇的な試合が多くて、甲子園高校野球フアンを大いに湧かせた。ハッとする場面に出っ喰わすと、すぐに奇声を昂げる私は、しばしば家族たちを驚かせ、それにつられたみんなを合歓にうながした。野球では私にも想い出がある。 △松本中学五…

八月

道連れのいつか別れを思いやり ほんとうの姿の際にからまって 寄り添いのほどほど離れゆく雲よ ことわりのたしかなさだめ背負いながら 閉じる目の思いなしただ安けきや 消されゆく果てはしなくもおもい過ぐ 愚かにもさがさんとするもうひとつ 自分の影を拾い…

四二五号(昭和五十三年8月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 小宮山雅登句集「昏れて」評 自らの詩を詠う 江端良三 信濃雑俳書解題 (八)俳諧華の笠 (九)はいかい桜もみぢ 矢羽勝幸 雑詠 大空 石曽根民郎 選 柳多留三篇輪講(二十七)