1963-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月

▽頼まれるときに、さて自分でこれを引受けて果してうまくやれそうかという判断がつかないままに先方で早呑み込みをしてしまうことがある。つまり向うできつとやつてくれるのだろうという計画があつてのことだからだ。それだけ目指してくれたのを好意に持つて…

十月

髪うすくなる安堵並んだ友と 妻を置き酔いにまぎれている卑怯 齢のなかで肌の疲れを噛んでおく 隠れ来て分別顔の子に向い 子は片付けずそれには触れず林檎むかせ 蜻蛉朱に染まり信濃をあなどらず 人並に苦労を語らんとしておかし ほころびを見やる静かなわが…

二四九号

題字・斎藤昌三 表紙・丸山太郎 川柳も屁であり得るか 岡田甫 柳多留初篇輪講(一二) 鹿の子餅(川柳江戸名物志5【6】) 花咲一男 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 星華集(自選) 岩井汗青 古川柳信濃めぐり(一〇) 石曽根民郎 【‐一日一話風に‐ …