2000-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

誰でもひとつずつ年を取る癖に自分だけとった強さを見せてひと笑いする。年甲斐もなくということを心得て、きちんと礼儀よく座っているところを見ると、満更でもなさそうだとひやかし気味。 一方で、年はとりたくないものと言うが、年寄りの言うことは聞くも…

七月

放心の彼方ゆっくり灯のゆらぐ含蓄のまこと行末たなびくか美しく試案の扉かっとばせ強弱の涙自ら光らせるもろもろの下手か上手かまだ回る腫れものの強き怒りか黄の濃さか伏線の彼方巨悪のひと寝入りどっちみち下手か上手か顔まとも話せないつんと澄ませてか…

六八八号(平成十二年7月号)

題字 斎藤昌三 表紙 仙台ぶり 昭和三十一年四月 カット 丸山太郎 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 飯島花月の狂歌(六)【明治期を中心にして】 浅岡修一 川柳評明和八年万句合輪講(百十一) 誹風柳多留十四篇略解(六) 課題「…