1994-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

朝、顔を洗ったあと、すぐ水をコップに一杯飲むことにしている。名水と呼ばれるものではないのが口惜しいが、それは我慢のしどころと言うものか。 こうすることで胃腸によいと聞かされ、こんな楽な養生法なら忘れずに実行出来そうだ。 そして夜寝る前に足の…

十一月

体調の崩れまぎれの鶴の首朝の水一杯が待つ平常心びしょ濡れて音の風景罷り出る横笛の瞬時小太刀となる寓意しのび寄る老化さすがに気前よくもろもろのすがた窶して小じんまり裏漉しの珍味田舎をぬくませよ逃げ場かく許されし果て声を成す順応に怠りなくば添…

六二〇号(平成六年11月号)

題字 斎藤昌三 表紙絵・カット 丸山太郎 川柳評明和八年万句合輪講(四十三) 「遺す」ということ 輪湖嘗次 誹風柳樽拾壱編略註(十五) 信濃蕎麦に関する狂歌 浅岡修一 【民俗雑記】田の神だった案山子 胡桃沢友男 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 課…