1973-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月

◆住んでいる家を改築するからには、どこかへ移転しなければならないので、あちこち物色することになったが、なかなか思うようにならないで、しばし足踏みをする恰好にもなった。 ◆町ぐるみなので、それぞれ住むところを決めてゆくわけだが、案外よそさまは手…

五月

稚くて荒々しくも目覚めさせ 文撰の指で濡れゆく白と黒 狂わしき世の淵で見せびらかす乳房 勝ち誇るおんなにやがてめぐり来る 相手の落ち目にわが過去もかぶさった なつかしがるだけでべったり坐り いと易く言ってのけ何かさびしや 人に誇るでもなくわが道に…

三六二号(昭和四十八年5月号)

題字・斎藤昌三 丸太ん棒の言い分 東野大八 【―鶴彬作品への私見―】 柳多留二篇輪講(二六) 句会報