1970-12-01から1ヶ月間の記事一覧

十二月

▽ドーランを塗るということでもなかった。髪を殊更直すという配慮もなかった。いきなり素顔のままでテレビは映像をかまえていった。信越放送から「ことしを振返る」−長野県スナップ70−に出てくれないかという電話があって、いそがしい時期でやれるかなと思っ…

十二月

裁かれる前の気強がり取材する 気に入らぬ判決公器腕を組み 舞台劇ここに政治の釘の音 拵えた筋書顔は見もしない 抵抗という新聞の大見出し 中国のスマッシュ当ったとは言わず 論説のひととこ民をはぐらかし いい湯だな猿も前向きして見せる わが首のずしり…

三三三号(昭和四十五年12月号)

題字・斎藤昌三 静かに醒めている山々の顔 【−句集「山彦」に関わる感慨−】 佐藤冬児 顎庵柳話(六) 田畑伯史 雑詠 大空 石曽根民郎 選 柳多留初篇輪講(九〇) 句会報