1973-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

◆ラジオ川柳で投句する人の中におおよそ三句くらいなのに、三十句、四十句の大量を見せてくれる熱心さのあるのに出会う。アナウンサーが私に、こういう投句はいかゞですかとたずねる。やはりぐっと精選したほうがよいと思いますがと答えておく。 ◆初心の頃、…

二月

胸に手を置いて見し夢消えかかり もの想うかなしさ月と知って寝る 大波小波寄る辺求めて向き直り 激動という怪物のいともなく 小さな声の反動の名が尖った ゆっくりリズムを縫ってゆくこの生きの身よ 忙がねばならぬまともな姿 裁く身を事前にけなし鳴りを鎮…

三五九号(昭和四十八年2月号)

題字・斎藤昌三 大根とチーズの味覚 東野大八 【「川柳平安」「川柳研究」論旨雑感】 雑詠 石曽根民郎選 柳多留二篇輪講(二十三)