1986-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

▼歩道をつくることが目的で、両側お互いに引き下がって家を建て た。資金の関係で少し庇を削り取ったり、改めて家を改築するものもいて、一年のうちに揃って道路拡幅の祝いをした。それからもう十二年が過ぎる。 ▼階段の昇り降りに身体を動かす習慣が出来、…

三月

友衷う風花過ぎし日を濡らす 耳にある声音さよなら世を隔て 求めやすき道に願う小さな負 死んだふり虫の本音の鎮まり来 寄り添えばうからやからのゆるむまま 景況のかげりコツンと老いを叩く どの山もすがた持ち合い呼びたげな いのち長かれくすくすと笑み給…

五一六号(昭和六十一年3月号)

題字 斎藤昌三 表紙 石曽根隆実 カット 丸山太郎本音からする川柳雑感 東野大八 (1) 信濃の狂歌(二十二) 浅岡修一 (5) (キ)天神林地区 正岡容氏は私のナツメロだ 塩原慎次郎 (10) 嫁の荷 ―姑と嫁― 向山雅重 (12) ふぐ漫筆(五) 小野真孝 …