1986-03-25 三月 月々の句 友衷う風花過ぎし日を濡らす 耳にある声音さよなら世を隔て 求めやすき道に願う小さな負 死んだふり虫の本音の鎮まり来 寄り添えばうからやからのゆるむまま 景況のかげりコツンと老いを叩く どの山もすがた持ち合い呼びたげな いのち長かれくすくすと笑み給う 百二十充ち満ちてあふれるばかり 内乱の名の正解布くひたぶるに