1986-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月

▼「浅川征一郎君は元気かね」と塚越迷亭さんがお便りを寄こしたのは、戦後しばらくたってからのこと、全国浴場新聞を発行していたから、取材によく松本に来た。長野県浴場組合長が松本に在住しているので好都合のようだった。 ▼迷亭さんは昭和十四年、台湾に…

四月

なだめやる人の痛みのよこたわり 一敗地に塗れ仮寝のまた覚めて しおらしく振舞う受身今ぞ濃く 明暗を分かつ青春期のカード 海に陸に不慮の呻きのただならず すさぶ世の寄る辺求めしわが枕 リベートを暴かれ素っ首のくねり 蓋明けて癒着の悪夢揺り起こし 役…

五一七号(昭和六十一年4月号)

題字 斎藤昌三 表紙 石曽根隆実 カット 丸山太郎行徳漫筆 鈴木倉之助 (1) ふぐ漫筆(六) 小野真孝 (4) ふぐ毒について(2) 信濃の狂歌(二十三) 浅岡修一 (6) (ク)〜(ケ)、比田井、片倉、春日地区 【59〜65、森開亭蓋丸、米斎倉積、短…