1989-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月

▼二月九日付朝日新聞の天声人語の最後に「人と野生動物は(非常の時以外は)すれちがい共存が望ましい」の読後感として三月十五日付声欄に清水雪枝さんの「タヌキ君たち少し残してね」の投書があった。小諸在住のわが誌友だから馴染み深い。 ▼千曲川の河原に…

平成元年4月

囁きは春でうなずく胸のうち群れをなす鳥の痛みも同じくて叱られた年寄りぬるい茶を前に運と根残り少なもそれがある退陣の轍惜別とも違う栄光の座を去る濁り捨て残し不倫後ずさり倫理はしかめ面受け皿の白いちまいの見せ返し天誅の一撃を俟つ根の深さ旗はま…

五五三号(平成元年4月号)

題字 斎藤昌三 表紙 春先 石曽根隆実 中川の宿 帚木・空蝉の巻 花咲一男 柳多留二十九篇輪講(二十五) 信濃の狂歌(五十六)【三、上田・小県地方の狂歌(18)】 浅岡修一 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 句評 にせもの 丸山山彦 課題「雑魚」 深沢…