1962-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

▽いつも見守つていてくれ、思いもかけず声をかけられると嬉しいものである。昭和三十六年一月号から本誌の題字は斎藤昌三さんの筆だが、ひよつこり送つてくれたものである。初めは少雨荘という署名であつたが、本人の希望で途中で削つた。これを送つて寄こさ…

二月

のがれたつもりの死声が追つてくるよ 聞き捨てならぬ言葉死が宙に浮く いたずらに死を動かして齢の阿呆 大きい死口説の果てか枯野の果てか めでたがる死よ心の花火あがつてくる わかれを惜しみゆく死遠くのざわめき 全き死の顔に春の月を置いて 短かつた死冬…

二三〇号

題字・斎藤昌三 表紙・武井清志 川柳由比正雪 大村沙華 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 近頃感じたこと 中野懐窓 課題「階段」 岩井汗青【選】 句会報