1981-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

三月 ▽冗談文字といっても、せいぜい二、三行、それも字詰が五字くらい。時局を活写し、風俗を揶揄する。辛辣とシャレがふっとただよう。川柳作家でこれに志向をこめる手合いがあり、檄を飛ばし自選作品を寄稿して貰い、特集したことを思い出す。 ▽そのひと…

三月

老いの美しさをいう毀れよう わかったことはそれなりに待つこころ よくものが見える果てとも思い知り 順々に去るこそばゆい世のうねり 執着のそんな気取りが先に立ち 老夫婦押し押しもなく暮れなずみ ほんとうのあるべき姿まで歩く しのび寄るなにかを覚え落…

四五六号(昭和五十六年3月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎「不許蕎麦入境内」聞き書き 江端良三 又吉さんの銀細工 丸山太郎【画も】 沖縄旅行その三 川柳越後志(二十五) 西原亮 三、中越篇【長岡市乙吉】 花と鬼の武将譚 雑詠「大空」 石曽根民郎選 柳多留…