1958-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

▽春と秋二回だけ数日を感動し合ふ。そこへゆくと人間なんかあさましいものだといふ。なんせ四季を通じて感動しつ放しだから。人間はこせ〱してゐるが、犬は天衣無縫、むしろ堂々たる風格があるなどと自分のことをほつと忘れてうそぶく。 ▽うちにはめす犬がゐ…

九月

河童内乱みぎとひだりのダンナさま 河童内乱平和を担ふデモだデモだ 河童内乱識者とやらの筆のさき 河童内乱常識ぐつと眠くなる 河童内乱俳句もジヤンルでは詠めず 河童内乱こゝろのきずを癒す閑 河童内乱文化業者が伸びをする 河童内乱色なき民にそゝぐ雨 …

一九五号

表紙 戸隠山 丸山太郎 口絵 万年青 武藤完一柳誌月評【季評(其の一)】 橘祐 川柳絵島生島(一) 大村沙華 課題「無沙汰」 高島盛人選 校正の虫・未知庵主人 磯部鎮雄 母袋未知庵の想ひ出 石曽根民郎 雑詠 大空 石曽根民郎選 病中寸閑 正岡容 山彦集 同人吟…