1986-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

▼髪の毛も退却の部類に属するので、刈って貰う機会が少なく、あまり理髪店へは行かない。家族のものにもういい加減に当てていらっしゃいとすすめられる。そう言われてすぐさまウンといい返事はせずに、二三度くり返されたあとやっと腰を上げることになる。 ▼…

七月

三百の恣意矯め延べる手を問われ 大型とミニの呉越の肩馴らし 論評と実相の間で貰う鍵 したたかに衆愚櫓さばく腰ゆらそ 並ばせて離婚瞭らか黒子めく 声ならぬ声いま逆光をとらえ 横たわる無聊と違う自分らしく 数ならぬ身のいとしさにくるまって ふとよぎる…

五二〇号(昭和六十一年7月号)

題字 斎藤昌三 表紙 「母校の昔」 石曽根隆実 カット 丸山太郎信濃雑俳書解題 矢羽勝幸 (1) (二三)十八公の恩恵 信濃の狂歌(二十六) 浅岡修一 (5) (サ)牧布施地区(その2) 【92〜101 松園一枝、梅園春雄、柳園流蛙、他】 柳多留廿七篇輪…