1987-06-01から1ヶ月間の記事一覧

六月

▼初めは修那羅峠を案内して貰って、その近くの旅籠屋に一泊しようという話が出た。小県郡青木村と東筑摩郡坂井村の境にあるこの峠は幾百という石神や石仏が立ち並んでいるところで名高い。 ▼それがどういう風の吹き回しか秋の行楽に繰り延べして、鹿教湯(か…

六月

朝まだき目覚めを得ての問わず語り とどめたき想いの底のいぶし銀 ツンとする出会い頭のほんの芸 凛々しかり一幕物と添寝する よしそれで通じなくとも並び合い 大樹小樹調べ相享け熾んなる お互いに死のひらめきの真正直 鶴の子よ亀の子よ汝が持つゆくえ 足…

五三一号(昭和六十二年6月号)

題字 斎藤昌三 表紙 履きごここち 石曽根隆実 カット 丸山太郎みかの原 乞食の下駄 花咲一男 (1) 一句観賞 節秀夫 (3) 信濃の狂歌(三十六) 浅岡修一 (6) 【(フ)小諸地区(その2)】 【200〜206 森倉亭里住、遊人亭永居、他】 柳多留二十…