1980-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

▽そんなに早い朝の目覚めではないが、朝食を摂る前のひとときを道路掃除に当てている。かさこそと落ち葉の音が季節のうつろいを感じさせ、もう晩秋だなあと思いながら箒の手を休めない。 ▽歩道からちょっと下がった路面は車道、片隅のあたりに落ち葉は吹き溜…

十一月

おのが身に尽くす日のあり老夫婦 こそばゆく何やらひとりだけのみち 身に蔭るなくさらさらと通り雨 手短かに話す風景もそのなかに 貰われてゆく菊の香のあたりよさ うらばなし生きて見つけた曲がり角 間を持たせながら去る身と気付かせる 天命を口にしてやや…

四五二号(昭和五十五年11月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎諤庵柳話(二十八) 田畑伯史 (1) 湖の四季 美濃部貞 (5) 明治の時事川柳 浜田義一郎 (6) 銀八の鮨 丸山太郎 (8) 川柳越後志(二十一) 西原亮 (11) 三、中越篇 【刈羽郡高柳町】 武…