1987-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

▼夕飯がすむと大抵七時半、ニュースのあと丁度手頃の(連想ゲーム)に家族一同でうつつを抜かすことになる。間もなく終わりそうな時分、私ひとり居間に移る。 ▼居残した仕事を片付けたり、読みさしの雑誌にまた目を通したりしていると、妻が入って来る。勝手…

一月

納めやすき税のおしゃべりが止まる たぐるほかなきいっぽんの緩む綱 取り残すまでの思いをゆらめかせ いまここに在るを観じて一刹那 何を負うべきか日ごろの数え唄 はしくれの修業の徒たる重しとぞ 奈落から仕掛け車がよく回る つぐないの遍路の笠のくずし文…

五二六号(昭和六十二年1月号)

題字 斎藤昌三 表紙 負けた負けた 石曽根隆実 カット 丸山太郎随想六題(二) 多田光 (1) 柳多留廿七篇輪講(六十三) (7) 俳句第二芸術論再考(三) 田畑伯史 (11) 信濃の狂歌(三十一) 浅岡修一 (14) (ソ)八幡地区(その2) 【143〜…