1976-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

△嬉しいことがあれば、ひとりっきりでわかったつもりでいるよりも、みんなで頒け合った方が至極のんびりもするし、また人生のひとときを味わうことになるから、そうしようと思い立ち、大勢の前で八十八歳の増田亮太郎さんを紹介することにした。紹介される方…

二月

それで通るときめかかる頬冠り 古いせりふの湧いても来ずにダンマリさ ふたつ返事でわが欲を撫ぜ上げる 誰かに喋らせておき一ト風呂浴びる つまみ喰いのしたたかな舌こっそり巻いて 弁解とも抗弁とも取らせ尻をまくり こせこせと納税片やひた隠し 真っ赤な嘘…

三九五号(昭和五十一年2月号)

題字・斎藤昌三 え・いしぞねまさかつ【空想無限】芭蕉と飯坂温泉 吉田笙人 粟飯を食いたい 小松耕吉 雑詠 大空 石曽根民郎選 柳多留二編輪講(五十六)