1971-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月

▽交通が激しく、人間が追いやられた恰好だからほんとうにみじめである。齢をとると足の方が弱くなるから、さし向き自転車に乗ったり、歩いたりして少しでも足をかばってやらねばならない。みんなまだ寝ていて、睡眠の時間を見はからい、少し早く自分だけ目覚…

五月

自分が応えたい道歩いてゆく 朝顔の色でまっしぐらに目覚め 昔を戻そうとするその胸に聞かせ ときに夢見るひとみ老いしばたたき デモの列のひのき笠花見ではない 昆虫のいのち標本から脱け出し 情報をすりぬけたひとつの感度 裁判されにゆくたかぶりを許し …

三三八号(昭和四十六年5月号)

題字・斎藤昌三 柳間散歩A 東野大八 川柳私論(五) 八坂俊生 顎庵柳話(九) 田畑伯史 続・具里院巷談(四)【征服慾(二)】 岩本具里院 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 柳多留二篇輪講(五) 句会報