1984-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

▽大きな仕事となると、特定に発注することは滅多にない。みんなを呼びつけてその場で値段を競じ合う。相手の肚をさぐったり、ものによっては避ける工夫をこらすのだが、店先にやって来て挨拶状を頼まれるときはちと違い、先方の原稿を見てやり、少しは仰せの…

七月

いつか寝に入るさてもあなどり難や 水面下ときに見せしは甘き首 とっぷりと昏れゆく老いの飾り付け 答えにはならぬ答えの驕り際 ほとぼりの冷めし世過ぎ横たわり たかが勝ち負けにじれ合うてれかくし 断末魔忝なきを抱かせてく なだからかなみどり昔の詮なき…

四九六号(昭和五十九年7月号)

題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎盗作だんぎと著作権 東野大八 (1) 信濃の狂歌(二) 浅岡修一 (5) (二)佐久地方の狂歌 課題「つぶて」 岡宮みさお選 (10) 「実力」 丸山山彦選 (11) 江戸川柳研究小史(九) 阿達義雄 (1…