1978-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

△どの部屋からでも北アルプスの連峰を眺められるといえば、普通の家ではちょっと無理だが、これが宿屋ならそんな恰好にこしらえて、客たちの目の保養に供してくれそうだ。 △寒湯(かんゆ)だと思ってみんなで出掛けたらと誰か言ったら、率先孫たちは賛成の声…

二月

反抗とその排除世代を問われ 野次の応酬視聴だけを集め 元通りの幕になる芝居だけでもなく まかせられた反応ふってくる雪 貸す方も必死借りないのも道理 借りたくないときだけにふところ手 どうやら勝負はつかず明日なき明日 いい死に方だったという居残らせ…

四一九号(昭和五十三年2月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 小宮山雅登句集「昏れて」を読んで 松林尚志 保留からの脱出 土屋純二朗 信濃雑俳解題 矢羽勝幸 (五)竹の春秋 雑詠 大空 石曽根民郎 選 柳多留三篇輪講(二十一)