1992-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

常念岳は二八五七M、槍ヶ岳はひとつ向こうの尾根で少し離れているから、小さく見えても三一八〇Mの偉容を誇る。私の住んでいる近くの松本城を前景にした眺めはまた格別だ。 国宝松本城へのメーンストリートでもある大名町通りで、この程装いも新たに歩道を…

十一月

ふさわしい風景だけに容れておく重く軽く果ての姿の向き向きに性典に加わるエイズはにかまず妙技目に熱く敗れる日もあって税金展民意に添うた鐘鳴らす晩節をただすにちっぽけな盃愚に返る自分らしさを拾うとき過ちを謝す責めと鞭金縛り償いのいくつかぞえて…

五九六号(平成四年11月号)

題字 斎藤昌三 表紙画・カット 丸山太郎 川柳評明和八年万句合輪講(十九) 神沢杜口の墓 室山三郎 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 信濃の狂歌(九十五)【五、松本地方(11)】 浅岡修一 本誌主要記事摘録(二十七) 課題「住宅」 吉江義雄選 「ゆる…