1977-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

△落語の桂枝太郎さんが奥さんとご一緒にひょっこりやって来た。久し振りである。翌日ゆっくりお邪魔したいと言って、その日は美ヶ原温泉に静養とのことで、無理にお引きとめしなかった。 △きっと来るのだろうと心待ちにしていたが、夜、電話があって、神経痛…

十一月

身に覚えなきいたずらな鞭を見せ 曲りなりに静かな水と合わせたり たたかいの向こうの虹も画きいし おおよそを掴み笑いにまぎらわす ものごとの一心に触れひとりぼち ひとつの陶器のたたずまい許すなり なにもかも自然に帰りたがりだしか もろき世の聞きしに…

四一六号(昭和五十二年11月号)

題字 斎藤昌三 表紙 いしぞねまさかつ カット 丸山太郎諤庵柳話(三十一) 田畑伯史 (1) 高麗神社の将軍標 丸山太郎 (6) 信濃雑記 胡桃 胡桃沢友男 (8) 雑詠 大空 石曽根民郎選 (10) 柳多留三篇輪講(十八) (15)