1991-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

一度も行ったことのない遠いところからも、立派な川柳雑誌をいただく。こちらもお返しのつもりで田舎じみた、少しはローカル味を添えたかなと思われそうな雑誌を送っている。見ぬ土地だけにお互い未知への誘いにかられるような気がする。 本命は弘く川柳を伝…

三月

寝息安けく睦まじや生き合える老いの稼ぎのつつましく淡かれや箸使いその明るさを続けよう辻褄がいい塩梅に煮えてきた敵さまに男の裸だけ見せる実力の組んだ脚から筋を書く生き残るべく愚かさを外らさない水っぽくビールが逃げてゆく負い目ぐるり山すがた抱…

五七六号(平成三年3月号)

題字 斎藤昌三 表紙 いいな 石曽根隆実 Silent Night 節秀夫 柳多留二十九篇輪講(四十八) 信濃の狂歌(七十九)【四、飯田・伊那・諏訪地方(10)】 浅岡修一 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 句評 雪しんしん 丸山山彦 課題「向く」 一ノ瀬春雄選 …