1969-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一、十二月

▽町内の気寄ったものたちだけの会合は毎月二十三日ときまっており、会場の選定は順繰りに一人が受け持つことになっている。たまたま十二月の例会の当番は私だった。小さな町だが、さがせば変った場所があるものだが、あまりこうした世界に暗い私なので、ちょ…

十一、十二月

顔を洗い出直す朝のほんとらしさ 妻のいびきにふれながら落ちてゆく かいま見る箸の運びのわびしさよ のがれるように横たわる枕たしかめ ひとり寝にゆくまこと月の出がある 年の瀬の訃の極まれる生命とぞ 降る雪のよごれなく時惜しむなり ふと目覚めては至ら…

三二一号(昭和四十四年11・12月号)

【号数がとんでいる?】 題字・斎藤昌三 時事川柳の諸問題 石原青竜刀 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 柳多留初篇輪講(七八) 句会報