1977-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

△頼まれると勇んで出掛ける方だというと、少したかぶっているように思われるが、本人はいたってさばさばしたもので、別に恐るべき大言壮語は覚束なし、まして博学多識とは縁遠いから、尻尾が見えないうちに退散でお茶をにごす方である。 △Rクラブ幹事会が新…

二月

人生かす言葉ひとつの巧まずに のろけともならずに老いのさびしまれ 音もなく降る雪にこそ気を持たせ 黙ってついて来た影いつもお前 とらえたる音いみじくも身にあまり 短かき日誰にむかしを語らばや 真相を聞かせた盃の重み 目が覚めている時の間を抱いてや…

四〇七号(昭和五十二年二月)

題字 斎藤昌三 表紙 いしぞねまさかつ カット 丸山太郎愛すべき蛇たち(一) 石曽根民郎 (1) 峠(三) 胡桃沢友男 (10) 雑詠 大空 石曽根民郎選 (12) 柳多留三篇輪講(十) (17)